2017年1月に京都のレティシア書房さんにて個展をすることとなりましたので、ご案内をさせていただきます。

 
marikofukuradm_omote

 


 

2016年に東京で展示をした作品と、あたらしく描いた作品たちが、京都へ旅をします。

旅に出かけたり本を読んだり見たり聞いたり歩いたりすることと、

絵を描くことは、道中が似ているように思います。

紙のうえの世界は、はじめに描く前に、まずはとつぜんによく見えたような気分になります。

たとえば、大賑わいのクリスマスの百貨店のエスカレーターに乗っていたり、たとえばまだ眠りたくない夜に絨毯のうえでノートを開いているときに。

でもいざそれを描こうと思って、まっさらな紙の前に腰かけると、見えたようなあれこれがどんどん遠くに行ってしまい、それからわたしはあっちへこっちへ行ったり来たり。

先の折れたガラスペンを使ってみたり、木の実を煮出してみたり、紙を貼ってみたり、乱暴に太い筆で線を引いてみたりします。

またあの人やあの木々やあの場所に出会えるのかどうか、心細い時間を重ねているうち、

「どうもこんにちは」と絵のなかに挨拶するときがやってきたら、

その晩はよく眠れることが多いです。

それで、紙のうえにあらわれた誰かさんのことは、不思議と、ぜんぜん知らない誰かさんのように思われます。

絵のなかの少年が王冠をかぶっていたとして、それがなぜなのかはわからないので、

わたしはときどき棚のうえの、日に照らされた彼を見て、

「それはどういうわけでかぶってるの」「じぶんで作ったの?」「わりと似合ってるね」などなど話しかけています。

絵を描くことは旅をすることに似ています。知らないところへ行って、ぼおっとして帰ってくる旅です。

 


 

mariko fukura exhibition

“journey”

2017年1月17日-1月29日

場所 : レティシア書房

京都市中央区高倉通り二条下がる瓦町551

12:00-20:00 (最終日は19:00まで)

 


 

3 tree books の雑貨の販売と、niwa-coya とのコラボレーションクッキーの販売もございます。

niwa-coya さんには、わたしの絵をモチーフにクッキーを数種類つくっていただきます。

クッキー好きのわたし(それはそれはクッキーのことが好きです)もとっても楽しみにしています。

 


東京以外でははじめての個展となります。

お近くにお越しの際はお立ち寄り頂けましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

mariko fukura



Written by mariko