わたしが眠るまで

 

くだらないこと1000個

しらないこと1000個

買えないもの1000個

全部海に捨てようとしたら

海は

いらない

と云う

背負って山を登ったら

山は

海と同じ考え。

雲にのぼろうとしたら

重たくて底に穴が空いて尻もちをついた

巨人があらわれ

全部食べてやろう

と云った

ただし、お前も含めて。

どうせ逃げたってまた重たくなるのさ。

それでもわたしは逃げたのだ

とっても汚い帽子と臭い服を着て。

海はわたしを洗ってくれた

わたしは木の実を食べて

雲の上で眠った。