この瓶は、高松で買った小瓶のいもうとのほうです。お姉さんのほうには、ぼたんやりぼんを入れていますが、はてさてこの小さな妹には何を入れようか。

フィンランドの飴がひとつだけ残っていたので、入れてみたらちょうどぴったりでした。

この飴は、包み紙がしましま模様。

しましまの上に、お菓子会社の「Fazer」(19世紀すえに創業)という名前と、飴の「Marianne」という名前が繰り返しで書かれています。

それだけ。

それだけなのですが、わたしはこの包み紙が本当に好きで、見ると、こころが踊ります。

というわけで、瓶をくるくる回転させては、すこし琥珀風に、瓶のなかをななめに横切るかたちでぴったり収まっているMarianneさんの姿を見て満足しているのです。あ、中身はミントチョコの味。おいしい(たいへん大切なことです)。

以前フィンランドに行ったとき、チェックインしたばかりのホテルの部屋のまくらの上にひとつ、このMarianneさんが置かれていました。

小さな女の子の頭を飾るりぼんのように。

なんてこったい、と思い、それだけでそのホテルのことがとっても気に入りました。

実際よいホテルで、朝ごはんのマグカップはすべてMarimekkoで、どんな人でも、ビジネスマンでも東洋からの団体旅行客も老夫婦も新婚夫婦もみな、そのカップにコーヒーを注ぎ、朝をはじめるわけです。

 

ホテルの枕のうえにのっていたのは、青と白のしましまのMarianneさんだったので、またいつか偶然どこかで再会するのが楽しみです。


Written by mariko