タリアにいる間、毎朝早朝に目が覚めていた。目が覚めていただけでなく、実際に体ごと起きるところまで辿りついていた。信じられないくらい気持のよい目の覚め方。昨晩まったく自然になんの努力も必要なしに眠ったようで、眠り方とおなじに起き方のほうもごく自然なものだった。

靴下を手洗いしたり、地下鉄や美術館のチケット類を整理したり、エアメールを書いたりして過ごす。石畳を掃除する車が通りを進んでいく大きな音が聴こえる。細い通りの上のすきまの空に、たくさんのかもめが鳴きながら飛ぶのが見える。教会の鐘が響きわたる。

そうこうしているとあっという間に時間が経ってこれまた自然にお腹も空いてくる。

▲ローマのホテルでハンガーに靴下を干している様子。

 

▲こちらのふくろう氏は、ホテルの屋上にお住まい。
毎日朝食のために屋上に上がっていたのに、顔のところがゆっくりと360°回転していることに気がついたのは3日目でした。

 


▲フィレンツェのホテルの窓から。ヴォリュームのあるカーテンを束ねている紐にはタッセルがついていました。
タッセルって、いろんなところについているので見つけたときになんだか嬉しいです。

 

▲フィレンツェで泊まったホテルは、朝食時に毎朝この紙がテーブルに置いてありました。
最高気温、最低気温が手書きされ、天気のイラストの下に×マークが記されています。
この日はくもりときどき雨予報だったのでしょうか。それともくもりのち雨?順番などはわかりません。
静かで、とてもうれしい気分になる心配りでした。

 

▲上の写真にも写っている、まるいガラスの花瓶にガーベラが一輪活けられているところ。
星のかたちが彫られたこの花瓶がほんとうに好きでした。

 

さあ出発。


Written by mariko