渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにラファエル前派展を観に行ったさい、いつものようにきょろきょろふらふらしていましたところ、地下へのエスカレーターの途中で、ザ・ミュージアムの反対側にあるナディッフモダンのガラス張りの2階の壁に、色とりどりの鞄が掛っているのを見つけました。

というわけで、ラファエル前派展はあとまわしにしてナディッフモダンへ行くと、その鞄を作っているのは当房優子さんという方で、このバッグの展覧会はほんとうは数日前までだったのが、会期が延長されているということがわかりました。というわけで、わたしはtobo bagたちに出会うことができたのです。

様々な布やいろんな形の飾りが縫い合わされたバッグたちを一目見るなりわくわくが止まらず、エスカレーターに乗ってきょろきょろしていた数分前のじぶんに感謝の気持ち。そして、これは是非ひとつ選びたいと思うものの、それにしてもひとつとして同じバッグがないために、あたまの整理がつきません。ここでまたわたしはふらふらしていました。

そうすると、階段を上がって当房優子さんご本人がいらっしゃり、とても幸運なことに、いろいろとお話を伺うことができました。ある鞄の正面に縫い付けてあるきれいな布がインドのものであることや、鞄の番号が手書きされているタグのこと・・・、その日当房さんは黒いバッグを持たれていたのですが、バッグをパカッと開いて、iPadも入るんですよと見せてくださいました。それにしてもわたしは色が決まりません。ラファエル前派展を見て、お店に戻って、まだ色が決まりません。グリーンのも、グレーのも、ブルーのも、ひとつのバッグにいろんな色たちがやってきて一緒にすてきなお家をつくっているようなバッグたち。わたしの頭は混乱するばかり。そうしたら、お店の方がお取り置きをしてくださるということで、わたしは頭を冷やす期間を得ました。

そうして今わたしの家に住んでいるのは、”No.3862″氏です。

眺めるたびにいつも新鮮。わたしの好きな色とかたちばかりです。

誰かの頭に浮かんだイメージが、かたちになって目の前にあり、それを触ったり中にものを入れて持ちはこんだりすることができる。ものをつくるって、とても不思議な魔法のようですね。

 

当房優子さんのウェブサイト:http://tobo.jp/index.html


Written by mariko