あたらしいポストカード

鈴虫がりんりん鳴きはじめるこの頃、日が沈み風の吹く薄暗がりのなかを歩いていると気持ちがよくて、行くあてもなく歩いて行きたくなります。買い物袋に牛乳や玉ねぎが入っている場合には根負けして真っすぐ家に帰るのですが。

姿は見えないけれど、鈴虫の声は聴こえます。あの声が聴こえなくなってしまった秋のはじまりを想像してみたら、毎年あの声が耳に届くことがまるで奇跡のように思えました。

ぜんぜん話は変わりますが、先日電車に乗っていて、おでこのあたりがなんだかかゆいなあと思って触ったら、小さめのがいました。街の電気屋さんからの帰りに、おでこに蟻がのっかることもあるんですね。一体どこからやってきたのか。わたしは頭に蜂蜜をこぼした覚えはないのですが。

さて、ポストカードに新作が5種類できました。(Online shop

▽鳥たちのベッド

宛名面には、作品タイトルや小さな線画が入っています。

 

▽reading

階段を降りながら本を読む少年。面白くてよっぱど目が離せないのでしょうねー。

 

▽鉛筆journey

 

▽海のマント

 

▽蛸画伯とその助手

紙質も絵に合わせて選んでいるので、書き心地や風合いもいろいろです。

絵にそれぞれのおはなしを、またどこかで書けたらいいなあと思っています。