奇遇なことにわたしも先日そら豆をいただきまして、すぐには食べきれないので冷凍保存すべく、その晩食べる分と絵に描く分とを除いて、大半のそら豆のさやを開きに開き(そら豆のさやにはファスナーがついている)、ふかふかベッドの豆氏たちの眠りを覚ましに覚まし、加えて豆氏おひとつぶおひとつぶに切り込みを入れ、ジップロックの袋にみなさんなかよく入ってもらって、冷凍庫で唐突に眠っていただいた。

きみどり色した食べられるものが食卓にのぼるのがわたしは大好き。アスパラガス、アボカド、そら豆。こんなにきれいな色したものをほんとうに食べていいのかと、毎回感動します。わたしがしたことと言えば、そら豆をさやから出して、切り込みを入れて鍋で茹でたのみであるが、今日このそら豆色のひとつぶがわたしの指につままれているのはじつに不思議なことです。あなたの畑ではどんな空が見えていましたか。

ではいただきます。もぐもぐ。(作者)


おむすびクラブ 2017年5月号 / ASA仙川 発行


Written by mariko