ボタンの入った缶

缶とポーチと箱 第一回

とポーチと箱が好きで、なにになにを入れているのか忘れるうえ、なにも入っていないものも増えるいっぽうですが、記録の意味もこめてご紹介します。(瓶もこれまた好きですが、それはまた別のところで。)

第一回目は缶です!CAN!空き缶!

 

1.100%ORANGEさんの缶

100%ORANGEさんの缶1

十数年前にAfternoon Teaとのコラボレーションで発売されたもの。

買ったときには中に飴が入っていたような・・・という記憶は半分違っていたようで、缶の裏面に貼ってあるシールによると飴と焼き菓子が入っていた模様です。よっ、うろ覚えっ!

100%ORANGEさんの缶2

「735円」という値札も貼ってあります。消費税5%のころですね。値札シールや原材料シールって、うまく剥がせなかったりすることもあって、必要性は十分理解しつつも「ムムム」と疎ましく思ってしまうことがありますが、月日が経つと頼もしいものですね。

100%ORANGEさんの缶3

今はいろんな紐が入っています。

 

2.トラピスト修道院の缶

トラピスト修道院の缶1

北海道にあるトラピスト修道院のクッキーの缶です。

蓋に写真が印刷してあるタイプ。白い文字でさりげなく「北海道 渡島当別」「トラピスト修道院謹製」と記されています。

側面もいい具合です。「トラピストクッキー」の面と「TRAPPIST COOOKIES」の面があります。トラピスト修道院の缶2

現在の中身はポストカードです。

 

3.アンジェリーナの缶 二つ

アンジェリーナの缶

台湾に行ったときに、空港の最後の最後のところで、自問自答の末に買いました。自問自答の内容は以下です。

「すき!かわいい!」

「しかしこれ、フランスのお菓子ですよ。台湾と関係ないじゃない。せっかく台湾に来たんだから台湾のものを買ったら?」

「しかしそうは言ってもかわいい!中のお菓子も食べてみたい!」

以上、わたしは頭が固いんだな、という感じの自問自答でした。

中身は、左が塩バターキャラメル、右側がジャンドゥーヤでしたが、どちらも美味しくて気のせいかと思うほどあっという間に食べてしまい、己の自制心のなさにうなだれましたけれど、いつものことで二時間くらいしたら忘れてしまいました。

アンゲリーナの缶2

蓋の片側が固定されているタイプです。ひとつには万年筆のカートリッジを入れていますが、もうひとつは今のところは空っぽです。

 

4.サンタ・マリア・ノヴェッラの缶

サンタマリアノヴェッラの缶

「PASTICCHE DI S.M.NOVELLA」と書いてあります。フィレンツェに本店のある、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のものです。すぐそばには、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会があります。もともとは修道僧たちが薬草を栽培して薬を調合していたのが、薬局の始まりだそうです。1612年から営業しているということで、そのときの日本では江戸幕府によって禁教令が出されています。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の棚

これは、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のなかの一角。 薬局の昔の香水瓶やパッケージが陳列されています。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の棚 その2

別の棚には、現在とは別の形のタブレット缶が。古いもので、味わいがあります。

缶の中には、スーッとする風味の丸いタブレットが入っていました。よくわからないなりに表現するとすると、”なつかしい” 薬草の味。風とか雨とかも吸い込んでいるような味。口もすっきりして気分転換になるので好きでしたが、どうやらすべての物事同様にそれは好みによるらしく、一粒口に入れた母は「フーム」という感じの表情でした。張り切って渡したお土産の割に。友人は「わたしは好きだよ」と言ってくれました。わたしも好きだよ。

 

~つづく~